与話情浮名横櫛 三幕目 源氏店妾宅の場 その2 / しがねえ恋の情けが仇

与話情浮名横櫛 源氏店妾宅の場

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目次

役名

  • 与三郎
  • 蝙蝠の安(こうもりのやす)
  • 和泉屋多左衛門 (いずみやたさえもん)
  • 手代藤八
  • 山鹿毛平馬
  • 下男権助
  • 妾お富
  • 下女およし

源氏店妾宅(げんじだなしょうたく)の場

与三郎

蝙蝠や、手めえがこの間、行ったというのは向こうの家(うち)か。

そうよ、随分わかりのいい家だ、行って見や。

与三郎

そうして今日は、どうするのだ。

なに、今日は小遣い取りをするつもりだ。まあおれが先へ行くから、手めえ門口に待って居やな。

おれが先へ入って、段どっておいて、それから呼び込むから、そこに待って居や。

与三郎

むう、よしよし。

へい、真っ平(まっぴら)御免なせえ。もし御免なされませ。

お富

あい、どなたでござんすえ。こっちへ、お入りなさんせ。

へい、真っ平(まっぴら)御免なせえ。

御新造(ごしんぞ)さん、この間は、大きに御厄介になりました、ありがとうござります。

お富

お前は、いつぞやのお方、何でござんしたえ。

へい、ちっと申し兼ねた事じゃごぜえますが、また少々、お願いがあって参りました。

お富

又お前、そんな事を言って、この間も、あれほど訳を言って、上げたではござんせぬか。殊に、縁もゆかりもないお前、そんな形(なり)をして、たびたび来られては、近所の手前もあり、誠にこっちでは迷惑でござんすわいな。

そりゃもう、おめえさんのおっしゃる通り、参られた義理じゃござりやせんが、この間、もし、わっちの友達が喧嘩をして、大きな怪我をしました。そこでまあ、わっちらが寄って世話をして、湯治(とうじ)にでもやろうと思いますが、御覧なさる通りの始末だから、御近所を少々ずつ、お願い申しまするつもりで、

与三(よさ)や、こっちへ入(へえ)りな。もし、この野郎でごぜえます。何分お頼み申します。これ、お礼申せ申せ。

与三郎

そりゃ、大きにありがとうござります。

お富

なんの事かと思ったら、その事でござんすか。折角のお頼みでござんすけれど、今日は生憎と旦那も留守なり、そうたびたびはわたしにもしにくいに依って、まあ今日はお断わり申しまする。

もし、そうおっしゃっちゃあ物がねえ。たとえ、旦那がお留守であろうとも、随分わかろうと思う節があればこそ、来たのでござります。もし、たんとの事じゃござりやせん。どうかしてやっておくんなせえな。

お富

もし、いま聞いていれば、おつに絡んだ物の言いよう。何もわたしの所で、隠し売女(ばいじょ)や、勝負ごとの宿(やど)をしたというではなし、何も後ろ暗い事はござんせぬ、しらっこの町家(ちょうか)の住居(すまい)、何も、お前方につけ込まれて無心を言われる覚えはござんせぬわいなあ。

そりゃ、おっしゃるまでもなく、これが、天秤棒(てんびんぼう)を肩へかけて、一貫の元手で四百儲けるという、しがねえ暮らしの所なら、こんな事も言っちゃ来やせんが、まあおめえさんなんぞは、年が年中お蚕(かいこ)ぐるみで居なさる御身分だ。もし、たんとの事じゃござりやせん、どうかしてやっておくんなせえ。もし、一服貸しておくんなせえやし。

藤八

最前からわたくしも、黙ってこれに居ったが、何を言うにも主人(あるじ)の留守、どうも仕ようのない事じゃ。ところで、わしが扱いじゃ、甚だ軽少(けいしょう)ではあるけれど、こりゃわしの心ばかり、まあまあこれを取って、今日は不承(ふしょう)して、帰らっしゃれ。

こりゃ、ありがとうござりまする。

これ見や、草鞋銭(わらじせん)がたった百だ。もしありがとうござりまするが、こりゃお返し申します。

藤八

むう、そんなんらその銭はいらぬのか。

いらないから返(けえ)すのよ、大の男が二人来て、足を薪(まき)にしても、一貫や二貫の代物はあるわ。それになんだ、たった百とは、あんまり人を唐変木(とうへんぼく)にするなえ。べらぼうめ、年が年中お蚕ぐるみの身で居やがって、重いものといったら、箸か煙管(きせる)、枕の下へ手を入れりゃあ言う目の出るおめえの体、それだから貰いに来たのだ。それになんだ、たった百ばかり、扱いだも凄まじい。そっちの方へ、すっ込んでうしやがれ。

藤八

お富さん、こりゃえろう、むずかしくなって来たぞえ。

なにべらぼうめ、ぐずぐず吐(ぬ)かしゃがると、擲(たた)きなぐるぞ。

藤八

やあ。

お富

こう、あんまり騒いでおくれでないよ、近所隣りへ恰好(かっこう)が悪いわな、静かにおしな。わたしにも歴然(れっき)とした主(ぬし)のある体、何もおつう嫌味を言われるわけはないが、かれこれと面倒だ。

さあ、これを持ってお帰り。

それだからさっきから、こっちは、おかみさんにお頼み申すのだ。それに、弥次馬が出やがって、何だその面(つら)あ。

おい兄い、聞いたか。お富さんは、さすがに苦労人だ。あの通り、だんだん言いなさるものだから、これをお貰い申して、行こうじゃねえか。

与三郎

何だ一分か、よせよせ、けえしてしまえ。

ええ、それでも、あんなにわけを言うものだから。

与三郎

けえしてしまえという事よ。

そんなら、これでも少ねえからか。

与三郎

こう安、手前(てめえ)それでよきゃあ先へ帰んねえ。

何を言ってやがるんでい。だからさっき手前に断ったじゃねえか、今日はほんの小遣い取り、これ、よく考えて見るがいい。このお時節に一分草鞋銭をおくんなさりゃあ御の字じゃねえか、何も文句言う事あありゃあしねえやな。よくお礼を申してお暇(いとま)をしろえ。

与三郎

だからよう、手前それでよけりゃあ、先へ帰れということよ。

まだ、そんな事を言ってやがらあ。ええ、こう手前は初めてだろうがな、おらこっちのお内(うち)じゃあ度々御厄介になって、言わばこっちのお得意様も同然じゃあねえか。しかし何だな、手前がそんなに文句を言うならあ、ははあ何か、それじゃあ手前一分じゃあ不足だというのか。

与三郎

そりゃあな、一分貰って有難うございますと、礼を言って帰るところもありゃあ、また百両百貫貰っても、帰られねえところもあらあ。ここの内の洗いざらい、釜の下の灰(へえ)までおれのものだ。掛合(かけあい)はおれがするから、手前ちっとの間待ってくんねえ。

大そうなことを言い出しゃあがったな。手前それじゃあ何か、見かけた山でもあるのかえ。

与三郎

まあいいから手前おれに任(まか)して、そうだ、その一分は返しちまいねえ。

えっ、この一分を返せ、この一分を。返すことは返すが、手前これを玉なしにしてくれちゃあ困るぜ。

与三郎

大丈夫だっていうことよ。

じゃこれを返すぜ。

与三郎

いいからおれに、任しておけということよ。

これを返すことは返すが、手前どじをふんでくれちゃあ困るぜ。

与三郎

何でもいいから、早く返しねえっていうことよ。

きっといいのか、本当にいいのか。

与三郎

そうよ。

それじゃあおらあ一服やって待っているぜ。何だかわけが分からねえ。

与三郎

ええ御新造さんえ、おかみさんえ、お富さんえ、いやさ、これお富、久しぶりだなあ。

お富

そういうお前は。

与三郎

与三郎だ。

お富

ええっ。

与三郎

おぬしあおれを見忘れたか。

お富

えええ。

与三郎

しがねえ恋の情けが仇(あだ)、命の綱の切れたのを、どう取り留めてか木更津から、めぐる月日も三年(みとせ)越し、江戸の親には勘当うけ、よんどころなく鎌倉の、谷七郷(やつしちごう)は食詰めても、面(つら)へ受けたる看板の疵(きず)がもっけの幸いに、切られ与三(よそう)と異名を取り、押借(おしが)り強請(ゆす)りも習おうより、慣れた時代の源氏店(げんじだな)、そのしらばけか黒塀に、格子(こうし)造りの囲いもの、死んだと思ったお富とは、お釈迦(しゃか)様でも気がつくめえ。よくもおぬしあ達者で居たなあ。安やい、これじゃあ一分じゃあ、けえられめえ。

なるほど、こいつは一分じゃけえられねえわえ。

与三郎

まだ、木更津に居た時は、そっちも亭主のある体、それと知りつつうっかりと、はまり込んだはこっちも不覚、その代わりにゃあこの通り、

身に過ちがあればこそ、じっと蟄(ちつ)して居るを見て、源左衛門めが非道の手籠め、殺しもやらず斬りさいなみ、惣身(そうみ)をかけて三十四ケ所、この疵はたれのために受けた疵だ。いやさ、どなたのために受けた疵だ。その時、手めえも海松杭(みるくい)に、追い詰められて木更津の、海へざんぶり飛び込んだと、聞いたる時のおれの心、今に忘れず思い出し、念仏の一篇も唱えていたのだ。それに今聞きゃあ、立派な亭主がある、それじゃあ手前済むめえがな。

お富

ええも、静かにおしな。まあ、わたしが言う事も、とっくりと聞いたその上で、どうなとしたがよいわいなあ。

与三郎

言う事があるなら、早く言え。

お富

わたしもその時存(ながら)える、心ならねど湊(みなと)から、海の深みへ捨つる身も、漂う浪(なみ)の夢うつつ、漕ぎ行く船へ引き上げられ、薬よ医者よと手厚い介抱、そのお陰にや甦(よみがえ)り、今はこうしているものの、囲われものとは表向き、枕かわすはさておいて、色めいた事はこれ程もなく、今日まで暮らすその中も、この家(や)の留守を預かって、女の役の針仕事、勤着替(つとめきが)えの裾直(すそなお)し、楽すぎるだけ生中(なまなか)に、心苦しゅう今日明日と、過ぐる月日も三年越(みとせご)し、義理に迫って暮らすうち、お前はこの世にござんすか、ただしはその時死なしゃんしたか、便り聞かねば逢い初(そ)めて枕かわしたその日をば、お前の命日(めいにち)忌日(きにち)ぞと、忘れる暇はないものを、今のような怨み言、そりゃ聞こえぬ、胴欲(どうよく)じゃ、聞こえぬわいなあ。

与三郎

へん、気休めもいよいよ加減にしねえ、半死半生でいるものを、医者よ薬よと手当てして、ようよう達者な身体にして、この通り囲って置き、たれがただ置くやつがあるものかえ。なあ安や、そうじゃねえか。

違えねえ違えねえ、今おぬしが言う通り、この美しい代物を、金にあかして療治をしたその上で、こんな家(うち)に囲って置き、ただ遊ばして喰わせておく、そんな奇特な箆棒(べらぼう)が、今時何であるものか。そこはなんだか分かるものかな。おぬしもこの女ゆえにゃあ、すばらしい苦労をして今の身の上、切られ与三郎とか言われる身体、おれも又蝙蝠安だ、もう打っちゃってはおかねえぜ、ぜんてえおぬしはどうするつもりだ。

与三郎

知れたことよ、居所が知れたが幸いだ。今こいつを世話している野郎をばつらまえて、その筋道を立てたうえ、お富をおれが女房にするか、又は手切れと下司(げす)ばるか、おれが面を立てにゃあおかねえ。

違いなし、そいつが極(ごく)だ。おぬしゃあその女ゆえに、手ひどい仕置きも満足な身体ばかりかその面へ受けた三筋の刀疵(かたなきず)、おれも名代の蝙蝠安、三筋に蝙蝠はのがれねえ仲だ。これからは、おれが手伝うのだ。

与三郎

さっきから、まじまじとして居やあがるこいつ、お富を世話をする野郎めの、たしかに友達だ。

むう、いい所へ気がついた。

手前は、どこの奉公人だ。

与三郎

お富は、誰が世話をする。

両人(与三/安)

それを言え言え。

藤八

いやいや、わしは知らぬぞ。そのような事は知らぬ、こりゃまあ情けない目にあうことだ。ああ桑原桑原(くわばらくわばら)

言わなけりゃあ、酷いぞ。さあ、早く言え早く言え。

藤八

ああ切ない切ない、許して下さい。言います言います。

与三郎

こうこう、安や、言うというから、緩めてやりゃれ。

さあ、緩めてやるから、有体に言え言え。

藤八

こうなるからは、有体に言わいでどうしょう。ありゃ、わしが勤めている所の丁稚だ。

両人(与三/安)

なんだ箆棒め、何を吐かしゃあがる。

藤八

いやさ、一番番頭でござりますよ。

与三郎

なんだ、うろたえて逃げやあがったな。さあ、これからは手前が相手だ、有体に言ってしまえ。

多左衛門

いや、お富が口から聞こうより、わしが言ってきかせましょう。

や、そういうお前は。

与三郎

お富さんの旦那か。

お富

ほんにお前は旦那さん、今日は、お仲間の参会(さんかい)ゆえ、まだお戻りには間があろうと思いましたに、いつよりはお早うござりましたなあ。

多左衛門

さあ、今日は仲間の衆も、呑手(のみて)が少ないゆえ、思いのほか早く済んだが、そうしてこの衆は、おぬしの身寄りか、近附きか。

お富

近附きでもあり、身寄りでもあり、打ち絶えていたものを、今宵、にわかに訪ねて来られ、親切に世話して下さんすお前の思わく、恥ずかしゅうござんす。

多左衛門

なんの恥ずかしいことがあるものか、人の浮沈みはいろいろだ、どこにどんな由縁(ゆかり)かかりがあろうも知れねえわ。

もし、お前方はどうでここへ来るからは、何か用がありましょう。用から先に聞きましょうよ。

与三郎

その用といって、外のことじゃござりません。ここにいるお富がことさ。

多左衛門

このお富がどうしました。

与三郎

はて、今お前が推量の通り、わたしはお富の身寄りの者、足かけ三年居所が知れぬゆえ打ち絶えたが、通りかかったこの新道、見れば立派なしもうた屋、言わずと知れた囲い者、よくよく見りゃあこの女、ちっとこっちにいろいろと、込み入ったわけのある女、どうしたわけでここに居やす。誰が世話をやきやした。どこへ断って、この家へ、囲ってはおかっしゃる。とさあ、こういうのは本筋だが、何かこいつがお前さんに、お世話にもなったそうだ。お礼はお礼で申しましょうが、一たいどういうお心で、世話をやいて下さるか、そこが聞きとうござりますよ。

多左衛門

なるほど、この女の身寄りと言って、どうで尋ねてござるからは、大方その句が出ようと思った。お富をここへ置く事は、なるほど誰にも断わらねえ、また世話もやいた者もねえ。様子を聞いたか知らないが、丁度足かけ四年前、魚燈(ぎょとう)の仕入れに安房上総、銚子へ乗り越す漁船へ便船(びんせん)して急ぐ道、浪に漂う一人の女、海賊にでも逢ったのか、ただし身投げか助けんと、引き揚げて見れば身内の疵、こいつはただ事ではねえと、心づけども仕ようもなく、船へ揚げたで気も緩(ゆる)み、息が絶えたをその儘に、海へ満更また流すは、不便と思っていろいろと手当をするうち甦り、本復(ほんぷく)した後わけを聞けば、仔細を包むお富が様子、もとより身寄りの者はねえと、きっぱり言うからこの家に置いたのも、きのう今日だと思ううち、月日の経つのは早いものさ、のう。

与三郎

なるほど、そこは分かりやした。その時、助けて下された御親切はありがたい。そこは、お礼を申しやす。おかたじけのうござりまするが、それからあとが気に喰わねえ。お前も見りゃあお店勤め、大所(おおどこ)の番頭さん、神さんといってもねえ様子、どうやらお富と差しむかい、これから後は言わねえでも知れたもんだ。女も女だ、黙っているのは時につれ、番頭さんの襟につき、このおれをば、突き出しものにしやあがるかえ。どいつもこいつも、性根をすえて挨拶をしやあがれ、なんの馬鹿な面な。

お富

ええこれ、お前もまあ先刻(さっき)から、わしが黙っていれば声高(こわだか)に、もし、近所の手前もござんすわいなあ。

与三郎

何を吐かしゃあがるのだえ。近所どころか事によりゃあ、この人の主人へねじ込んで、このわけをつけるのだ。

お富

そりゃ、お前の言うところは分かっているけれど、今旦那のおっしゃる通り、その時わしは死ぬところを、不思議な事で助けられ、身内の疵からいろいろと介抱かけた命の親、その恩を仇にして、なんぼわたしでも済まぬわいなあ。ちっとは浮世の人情を、察してくれたがよいわいなあ。

与三郎

なんだ、人情を察してくれろ。へへえ箆棒め、人情を察しるにも、事によるわえ。命の親が気に喰わねえ。命の親だ命の親だと吐かすからは、どんな事をするかも知れねえ。安やい、そうじゃねえか。

お富

やっぱり、まだそんな事を。先刻もあれほど言う通り、主(ぬし)に限ってこれほどでも。

与三郎

ええ、よしゃあがれ。

お富

これまあ静かに。

多左衛門

これこれお富、打っちゃって置け、先刻から、この男が言うのは、一々尤もだ。何も言うには及ばねえ、はじめからおれが推量通り、しかし何とそっちで言おうとも、お富をここにこうしておくも、気障な事のないわけは、お富が心を聞いて見りゃあ知れる事だが、よもやお富もこのおれに、仮に一度も枕を交わし、添い寝をしたとは言われまい。

しかし、こう言っても、縁者の証拠、こなたの方では疑って、かれこれと言うのは言わずと知れた、お富が為には。

与三郎

おお知れた事ことだ。おれが為には、

お富

ああこれ、兄(あに)さん兄さん。

与三郎

なに兄だ。ええ、そりゃ何を。

お富

あい、兄さん兄さん。兄さんでござんすわいなあ。

多左衛門

むう、そんならこなたは、お富の兄貴か。

与三郎

あい、取りわけて義理のある、お富が兄の与三郎、切られと綽名(あだな)のつく野郎さ。

多左衛門

はて、いい兄を持って仕合せだわえ。

与三郎

これお富、わりゃあ遮二無二、兄さんごかしに言いすくめるが、兄といわれりゃあ親同然、おぬしが体はおれが自由、この納まりはどうつける。

お富

あい、その納まりは。

多左衛門

いや、おれがつける。こう兄貴、少し待って下され。

与三郎

早くしておくんなせえ。

多左衛門

そっちの男、ここへ出さっせえ。

はい。

多左衛門

これ、手前は、安じゃねえか。ここへ出ねえか。

これ安、こっちへ出ろと言えば。

へい。

へい、誠にお久しゅうござります。お目にかかりますも、面目ないわけでござります。

その3へ。

参考文献


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